ガラムマサラはカレー粉とは違う万能スパイス


ガラムマサラとは、主にインド北部で使われるミックススパイスです。ガラムマサラと言われると、我々には辛いイメージがありますね。実際にはどうなのでしょうか?

また日本ではこのガラムマサラとカレー粉がどう違うのかという話が良く出ますが、どこが同じで何が違うのか、その辺のところをしっかりマスターしたいと思います。

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古代エジプト以来のスタミナ源「ニンニク」


ニンニクはスタミナがつくスパイスとして、料理や栄養食品などいろいろなものに取り入れられていますね。

このニンニク、今から4000年以上前のエジプトでも、ピラミッド建設現場の労働者にスタミナ源として与えられていた由緒あるスパイスなのです!

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クチナシの実は黄色の染色と漢方薬に用いられるスパイス!


「クチナシの実」は東アジアを原産地としていて、日本でも古くから用いられてきたスパイスで、料理には主に色づけ、生薬としては精神安定剤や胃腸炎の薬として処方されてきました。

私たちが料理として目にするクチナシの実は、黄色に着色されたものです。特にお正月におせち料理として食べる栗きんとんの黄色がクチナシの実です!

そんなクチナシの実についてたっぷり勉強していきましょう。

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日本のスパイス「わさび」。その歴史は長く、栽培もできる!


世界的な人気を誇る和食と言えば寿司。その寿司にかかせないのが『わさび』です。

海外からの観光客の増えてきた東京でも、人気寿司チェーン店で上手に箸を使ってわさびを醤油に溶いている方をよく見かけます。

他にもせいろう蕎麦には必ずわさびが添えられてきます。寿司や蕎麦にわさびは無くてはならないものですね。

そこで今回は、スパイスびとでは初めて東洋のスパイス『わさび』を紹介したいと思います。

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ターメリックは黄金色に輝くスパイス。和名はウコン!


ターメリックの日本名はウコン。近年、「ウコンの力」などでも知名度があがりましたが、あの黄色い粉末がターメリックです。もしかしたら、ターメリックは少し苦いという印象があるでしょうか…

このスパイスの歴史は古く、栽培が始まったのは紀元前にさかのぼります。またスパイス以外にも染料という用途があり、染料としても長い歴史を持っています。

さあ、そんなターメリックを詳しくみていくことにしましょう。

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バニラの濃厚な甘い香りとトトナック族の愛の伝説


バニラ(英語表記Vanilla)は濃厚な甘い香りを放つスパイスです。バニラアイスやプリンの香りとしてわたしたちにも馴染みがあります。

このバニラですが、実は作るのが大変で、収穫から数カ月かかってやっと出荷できるという何とも気の遠くなる工程を経て流通しています。

そんなバニラのあれこれを伝説の誕生秘話も交えながらみていきましょう!

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ポピー(ケシの実)は戦いの歴史が刻まれたスパイス


ポピーは和名をケシと言い、有史以前から世界中で栽培されてきた植物です。
その主な理由は、ポピーからはアヘン(阿片)の原料が採取できるからというものでした。

スパイスのポピーは、その種子を利用しますが、アヘンに使われる麻薬成分はほとんど含まれません。それどころか日本では麻薬のイメージとはほど遠い、アンパンの上に乗っていたりします。そうです、あれがポピー(ケシの実)です。

今回はそのような、表の顔と裏の顔を持つポピーをご紹介していきたいと思います。

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スターアニスは中国生まれの星形スパイス


スターアニス

スターアニスというスパイスは、日本では八角(はっかく)という名前で知られています。
独特の甘い香りを放つこの星形のスパイスは、主に中華料理で使われる東洋のスパイスです。

これまでみてきた西洋のスパイスとは少し趣が違ったスパイスを、いつものようにじっくりと研究していきましょう!

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ナツメグはムスクの香りをまとったスパイス


ナツメグは同じ木から二種類のスパイスが獲れることで有名です。
そうです、ナツメグとメースです。

本当は一回で解説してしまいたいのですが、今回はナツメグのほうに話を絞りたいと思います。

ナツメグ-ホールとパウダー
ナツメグ(ホールとパウダー)

このナツメグ、日本料理には馴染みのないスパイスなのですが、みなさんはこのスパイスをご存知でしょうか?

このスパイスも、かつてはスパイス戦争で欧米各国が生産権を争った歴史があり、シンドバッドにも関係してくるようです。
じっくり勉強していきましょう。

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フェヌグリーク(メティ)は甘味と苦みのスパイス&ハーブ


フェヌグリークシード

フェヌグリークは西アジアから地中海東岸地域原産の植物です。

みなさんはこのスパイスを使ったことがあるでしょうか?
あまり日本では馴染みのないスパイスかもしれませんね。

スパイスと言いましたが、実は生の葉もフレッシュハーブとして使われています。
フレッシュハーブとしてのフェヌグリークは、残念ながら日本ではほとんど見かけることがありません。

このフェヌグリークは知れば知るほど、謎に満ちた魅力的なスパイスです。
では楽しみながら進めていきましょう!

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