麻婆豆腐のしびれるスパイス「花椒(ホァジャオ)」


花椒というスパイスは、中国の山椒(サンショウ)のことで、カショウとかホァジャオと呼ばれます。四川料理に欠かせないのがこの花椒で、例えば本格的な麻婆豆腐(マーボードウフ)を食べた時に舌がしびれるような感覚がありますが、この花椒の特徴はそのしびれる辛さなのです。

日本で山椒というと、煮物やお吸い物についてくる若い木の芽を想像と混同してしまいますので、ここでは花椒という表記に統一したいと思います。

この花椒というスパイスは四川料理の歴史と切り離して語ることができません。中国の深い歴史と共に花椒を学んでいきましょう。

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オニオンのレシピをたっぷり紹介します


オニオンは日本では「たまねぎ」と呼ばれ、私たち身近な食材です。カレーライスにシチューに、また野菜炒めにもオニオンはたっぷり使われていますね。そして調理の際に涙が止まらなくなることも良く知られています。

ところがオニオンは私たち日本人にとっては比較的新しい食材で、意外とその正体は知られていないのが実情です。

さっそく詳しく見ていこうと思いますが、オニオンの素晴らしさに改めて気づくこともあると思いますよ!

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タイ料理にかかせないガランガル


ガランガルというスパイスは多くの日本人にとって馴染みのないスパイスかと思います。タイに住んでいたとか、タイ料理に興味を持っていたりしないとなかなか出会えない謎めいたスパイスなのです。

お店ではガランガルとかガランガー、タイショウガなどと書かれて売られていますが、日本での販路はかなり限定されています。

しかしながら意外とガランガルの歴史は古く、さらに東南アジアでは今もメジャーなスパイスとして使われています。実はあのトムヤムクンにも欠かせないスパイスなのです!

ぱっと見ではしょうがに似たこのスパイス。じっくりと研究してみましょう。

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キャラウェイはイギリス国教会誕生の遠因になったスパイス


キャラウェイというスパイスですが、日本ではあまり知られていないスパイスのひとつです。

その独特の香りと味が日本の料理とあまりマッチしないというのがその原因でしょうか。

しかし、スパイスの歴史は古く多くの国、民族によって利用されてきた人気のスパイスなのです。そして現在でもヨーロッパを中心に広く使われているスパイスです。

見た目はクミンそっくりなこのキャラウェイ。じっくりとその人気の秘密に迫ってみたいと思います。

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料理にも薬用にも使われる「アジョワン」


アジョワンというスパイスは日本ではあまり知られておらず、世界的にみてもインド周辺の国以外ではマイナーな存在にとどまっていますが、そのインドではマイナーどころかどの家庭にもあるような「超メジャー・スパイス」だったりします。特に薬用として知られています。

アジョワンをかじってみると何となくマイナー感が漂ってりるのが分かると思いますが、かなり独特の香りと辛味を持っています。これを料理で使いこなすのも容易ではありません。

そんなアジョワンですが、その面白い名前からしていろいろ興味深かったりします。それではいろいろと掘り下げて学んでいきましょう。

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ガラムマサラはカレー粉とは違う万能スパイス


ガラムマサラとは、主にインド北部で使われるミックススパイスです。ガラムマサラと言われると、我々には辛いイメージがありますね。実際にはどうなのでしょうか?

また日本ではこのガラムマサラとカレー粉がどう違うのかという話が良く出ますが、どこが同じで何が違うのか、その辺のところをしっかりマスターしたいと思います。

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古代エジプト以来のスタミナ源「ニンニク」


ニンニクはスタミナがつくスパイスとして、料理や栄養食品などいろいろなものに取り入れられていますね。

このニンニク、今から4000年以上前のエジプトでも、ピラミッド建設現場の労働者にスタミナ源として与えられていた由緒あるスパイスなのです!

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ローズマリーは香水のハーブ、ボケにも有効!


ローズマリーは古くから薬用に使われてきたハーブで、神話に登場したり、シェイクスピアに出たり、人気の香水になったりと濃密な歴史を歩んできました。

現代では、料理やガーデニングに人気のハーブで、スーパーでも良く見かけますね。

そんなローズマリーを詳しく勉強してみましょう!

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セージは薬用ハーブの代表格、そして万能薬だった


セージというハーブは、あまり見たことがないという方も多いかと思います。少しハーブコーナーが充実しているところでないと置いてないようですね。

このセージというハーブは地中海沿岸が原産地で、古くから薬効が知られていました。ですから栽培が始まったのも早かったようです。

ヨーロッパではとても知られたハーブですので、セージを使った料理もたくさんあります。最後にそれらも紹介しますね!

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クチナシの実は黄色の染色と漢方薬に用いられるスパイス!


「クチナシの実」は東アジアを原産地としていて、日本でも古くから用いられてきたスパイスで、料理には主に色づけ、生薬としては精神安定剤や胃腸炎の薬として処方されてきました。

私たちが料理として目にするクチナシの実は、黄色に着色されたものです。特にお正月におせち料理として食べる栗きんとんの黄色がクチナシの実です!

そんなクチナシの実についてたっぷり勉強していきましょう。

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